口腔外科

現代の人の食生活は、硬い物を噛んで食べる事が少なくなりました。これが原因で顎が退化し、親知らずが、生えてくる充分なスペースがなくなってしまったといわれています。その為、歯磨きがしづらいなどの要因によって虫歯や歯周病に罹患し、隣在歯(第二大臼歯)を吸収するなど口腔内に悪影響を与える事が多くなってきてしまいました。健全に萌出している親知らず以外は、虫歯や歯周病のリスク低減、隣在歯の保護、歯列不正予防の為の抜歯をお勧め致します。

術後の痛みや腫れについて 麻酔が切れた当日は痛みが伴います。ほとんどの場合、翌日以降に痛みは引いていきますが、下顎の親知らずの抜歯の場合は、1〜2週間経過しても痛みや腫れが続くことがあります。
その際は、当院で消毒、傷の程度を診察いたしますので、お電話ください。
稀に内出血のあざが頬にでる場合がございますが、1週間から10日前後で消えていきますのでご安心ください。術前にCTで3次元的に神経の走行を調べますが、下の親知らずの抜歯は、オトガイ神経・舌神経が一時的にダメージを受ける事があり、舌や下唇に一時的に麻痺や鈍痛などの症状がでることがあります。半年程度で症状が徐々に回復しますが、症状がでた場合は、速やかに申告してください。

その他、小手術、歯根端切除術、小帯切除術、粘液嚢胞摘出術、骨隆起除去など、対応できる疾患があります。詳しくは担当医とご相談ください。基本的に、全身麻酔が必要なケースは大学病院に紹介させて頂きます。